工賃仕事からの脱却

07e69094.jpg龍巳堂は一般印刷以外にもいろいろ扱う仕事は多いのですが、その一つに図書の装備という仕事がありました。図書館に納入する本にフィルムカバーを貼って補強するという仕事です。営業は別の会社が受け持ち、ウチは加工を担当しておりました。
20数年の実績があるこの仕事でしたが、年内でやめることになりました。

理由は、営業を担当していた会社が業績不振により名古屋地区から撤退することになり、ウチがする加工の仕事が無くなる為です。
20数年前、名古屋地区でこの事業を立ち上げるために尽力したウチの社長としては、とても残念であると思います。
業績不振の背景には、営業を担当していた会社が、同業のライバル会社に様々な点で差をつけられてしまった事があります。こうなる前にもう少しウチの営業力と連携をとっていれば回避できた話ではないかと悔やまれます。

でもこれは、1冊いくらで受けていた工賃仕事からの脱却であるとも言えます。会社をよりクリエイティブに生まれ変わらせる為には、丁度良い機会なのかも知れません。作業場も開放され、内職さんを抱える必要も無くなります。

良い方に向かっていると考えれば、これもまた良しです。

ただ、ひとつだけ残念に思うのは。
この難しい内職をさせたらおそらく地域ナンバーワンの腕を持つ母。その技術を発揮する機会が無くなるのは本当に残念であります。

投稿者プロフィール

たきちゃん
愛知県北名古屋市に住むたきちゃんの日常。

印刷・動画・Web制作の株式会社龍巳堂で社長をやっております(^_^)

仕事や趣味の他各種団体での活動などを書いております。

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