小さな繋がりが生んだ幸せ

2007-08-05-03昨夜行った地元の祭りでの話。

会場の地元中学校の校庭は人・人・人で大賑わいです。ジュースも食べ物もボールすくいも、どこの屋台も並ばないと買えません。

その中に芸大生達による似顔絵コーナーがありました。5人ほどの学生が似顔絵を描いています。それぞれに待ちの行列が出来ているようですよ。上手らしい人はすごく長い列、そうでない人?は短い列になってます。

一緒に行った甥のS太郎が、似顔絵を描いてもらいたいと言いました。
行列が出来ていないところがあったのでそこで順番待ちをすることにしました。

S太郎と共に30分位待ちました。S太郎はとても待ち遠しい様子です。

ようやく順番が来ました。S太郎を座らせようとすると、となりの男性が、
「次はウチの番だからね」と割り込んできました。
え?何で?と言うと、
「ここは一列に並んでるの。ウチも1時間待ったんだから」
と言います。

どうやら、それぞれに列があるのではなく、長い1列だけだったようです。短い列だと思ったのは単なるギャラリーだったみたい。

「ごめん、Sちゃん。また後ろに並んだら時間無いから、あきらめようか」
「えー!?何で何で!?」
似顔絵を楽しみにしていたS太郎は納得できない様子です。
そりゃそうでしょう。随分待ったんだから。

でも、となりで待ってた男性、僕らが横で並んでたのを分かってるんだったら、最初に言ってくれてもいいのに。さんざん待たせてから最後に言うなんて、どうしてそんな意地悪するのかな。

泣き出しそうなS太郎に、どう説明しようか困っていると、テントの向こう側に見覚えのある顔が。あ、イラストのアルバイトをお願いしていた芸大生のMさんだ!

2007-08-05-04たまたま遊びに来ていたMさん。事情を話したところ、S太郎の似顔絵を描いてくれることになりました!

紙やペンを借りて描き始めるMさん。似顔絵描いたこと無いとか言ってましたが、ナカナカ慣れてるようにも見えますよ。
そして見事完成!とても上手に可愛く描いてもらいS太郎も大満足。どうもありがとう!

描き代は要らないというMさんでしたが、それでは申し訳ないので、昼間にゴルフコンペでゲットした賞金を渡してきました!他の芸大生の似顔絵代の数倍になりますが、そこは気前よく。

本当なら沈んだ気持ちで帰るところを、とてもハッピーに帰ることが出来ました。
ほんの小さな繋がりですが、ふとした時に助けてくれる、そんな嬉しさを実感した出来事でした。

投稿者プロフィール

たきちゃん
愛知県北名古屋市に住むたきちゃんの日常。

印刷・動画・Web制作の株式会社龍巳堂で社長をやっております(^_^)

仕事や趣味の他各種団体での活動などを書いております。

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